LEDを使ってポートレイトを撮ろう!

〜プロから学ぶ撮影術〜      
写真家:福島 裕二
モデル:いのうえ のぞみ


福島裕二さんに聞く!プロの撮影レシピを3 部作の最終回!
今回はモノクロポートレイト撮影のレシピです!


空気感のある生々しい写真を撮る





ベッドの段差やシーツのたわみを利用して、
特別なものを使わずに窓から差し込む光のような
スポット的な効果も作り出すことができます。

シーツの形状を変えたり、ライトの当てる位置を
工夫することで光の筋の出方は様々です。

ライト設定:5% 4100K




手前のシーツにライトを当てて、反射した光を
利用しています。

アッパーライトですが、シーツは白なので
少し柔らかい印象もありながら強さも出ています。
そして、キャッチライトは下側に線のように
入ります。キャッチライトの入り方によって
写真全体の印象が変わりますね。

ライト設定:5% 4100K

  

この写真は段差のあるベッドと形状の変えられるシーツや布団さえあればできる。
ベッドやシーツの影をいかにうまく利用するかがポイント。ライトを伏せてみたり、ベッドの下に当ててみたり、シーツのたわみを変えてみたり、現場で工夫できることは何でもすること。1 灯だけで、しかも手持ちで撮影する中では自分のアイデアとモデルとの呼吸感も大事になってくる。
何でもチャレンジしてみて欲しい。(福島)


福島さんのプロから学ぶ撮影術!3 部作いかがでしたでしょうか?
実際にプロが現場で使っているテクニックを教えて頂きました!
小型のLED1 灯でも工夫次第では何通りにもバリエーションが広がります。
ぜひみなさんも使ってみてください!!



福島 裕二 Yuji Fukushima
( 写真家 )



1971年生まれ、長野県出身。写真家の上野勇氏に師事し、97年に独立。2003年に写真事務所ハーベストタイムを設立。人物撮影を軸に、商業撮影、 雑誌など多数の媒体にて活動中。プライベートギャラリー「アトリエ Y」を東京・神宮前と恵比寿にオープンし、さまざまな写真展を展開中

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