cactus V6 の使用例
Cactus V6 撮影編
初期設定が済んだところでいよいよ撮影に入ります。V6は本体間の通信は、赤外線などの光信号ではなく電波によって行われているので、カメラや被写体からかなり離れた場所(最大100m)や、障害物があるような状況でも使用できます。
また離れた場所からでも、ストロボの光量を手元から個別にコントロールできるのも大きな特徴の一つです。テスト撮影の度にわざわざ離れた位置のストロボを操作しに行かなくても済みますし、操作の際に動かしたことによって位置や角度が変わってしまうことも防げます。
以下で実際の使用例と撮影した作例を紹介します。
・カメラ右側にストロボを置いて撮影する場合の例
・カメラ左側にストロボを置いて撮影する場合の例
・壁代わりのボードの後ろにストロボを置いて撮影する場合の例
共通データ
カメラ&レンズ:PENTAX K-3+DA17-70mm F4 AL SDM
ストロボ:PENTAX AF540FGZ
・ミニカー
ストロボ発光なし
カメラに直接装着して発光
斜め右から天井バウンス(フル発光)
斜め右から天井バウンス(1/4)
斜め右から天井バウンス(1/16)
・フィギュア
ストロボ発光なし
カメラに直接装着して発光
ボードを隔てた真後ろから天井バウンス(フル発光)
ボードを隔てた真後ろから天井バウンス(1/8)
ボードを隔てた真後ろから天井バウンス(1/4)
斜め右から天井バウンス(1/8)
斜め左から天井バウンス(1/8)
ストロボが1台だけしか無くても、配置と発光させる強さを変えるだけでかなり印象が変わって見えるのがお分かり頂けるかと思います。
作例では被写体としてミニカーとフィギュアを使用しましたが、他にもネットオークションでの出品用写真やメニュー掲載用の料理の写真などを手軽に、けれどもきれいに撮りたいといった場合に最適です。
撮影意図や場所によって最適なライティングは変わりますし、決まりきった答えはありませんが、慣れないうちは撮り直しが何度でもできるデジタルの利点を最大限に活かして、いろいろな配置を試してみるのもいいでしょう。